まず、ザっとわたくしの経歴になります。
1953年生まれ
1974年【山野愛子美容専門学校】卒業
1974年 美容師免許取得
1974年【井上陽平美容室】入社
1983年【バウハウス原宿】入社
1983年 イギリス【ヴィダルサスーン】海外留学
1986年【アガペー千鳥町店】OPEN
1990年【アガペー下丸子店】OPEN
2000年【アガペー青山店】OPEN
2022年 現在に至る
美容師歴は48年になります。
特徴としては、ヴィダルサスーンに留学したことでしょうか。
ヘアケアブランドでも有名なので聞いたがある方も多いかと思いますがヴィダルサスーンとはそもそも美容師の名前です。
今の日本のカット技術の基礎となっているは、ほぼヴィダルサスーンの技術です。
当時は、イギリスのヴィダルサスーンの勢いがすさまじく多くの美容師は現地に行って技術を習得し、日本に持って帰るという時代でした。
僕ら世代の今でも有名な美容師は大抵ヴィダルサスーンでの経験があると思います。
日本に帰ってきてからは、さらに技術を磨き、念願の自分の美容室を千鳥町に出店いたしました。
当時には珍しく、大田区の住宅街で本場ヴィダルサスーンのカットを体験してもらおうというコンセプトのもと画期的な美容院でした。
自分でいうのもなんですが、開店当初の繁盛ぶりは凄まじかったです。
美容室に行列ができるなんて信じられますか?
本当に美容室の中までぎっしりとお客様が待っているのです。
カットしてる後ろで順番待ちをしている。そんな時代もありました。
当時は技術だけで差別化出来ていた時代です。
でも今はそんなに甘くないです。
一時は店舗展開もしましたが、しばらくして撤退。
現在は少数精鋭の一店舗でここ千鳥町の地で続けています。
創業当時から通うお客様は何と言ってもショートヘアを気に入ってくれて、今でも30年以上通って頂いております。
気付けば、残っているお客様のほとんどはショートヘアのお客様でした。
最初は全く意識しておらず、人に言われて初めて気付いたのですが、僕にはショートヘアとくせ毛の方からの支持が強かったのです。
お客様からは頻繁に、他店で失敗したされたショートヘアのお直しもお願いされてましたから、これは僕の強みになると思いました。
そう気づいてからはお店自体をショートヘア専門にし、ショートヘアをご所望のお客様だけに絞ることにいたしました。
最初はお客様が減ることが怖かったですが、次第にショートカット目的でご来店いただくことが増えてきて、
今では遠方からショートカットを求めてご来店いただく事も多くなってきております。
僕の48年間の技術を存分に体験して頂くのはショートカットのような「ごまかし」が効かないデザインが一番いいのです。
ショートカットの上手い美容師と自分でいうのは恥ずかしいですが、経験年数48年の現役美容師は東京中探しても多くないでしょう。
ショートヘアにこだわりのある方は、ご来店いただけるとわかっていただけると思います