美容院のやり直しについて徹底解説！

お客様からすると、

「せっかく仕上げたヘアスタイルにケチをつけるようで気が引けたりする」

「クレーマーと思われたくない」

など、やり直しをお願いするって結構心理的ハードルが高いですよね。

そこで実際、美容師はどういう風に思っているのかというのを美容師目線でお話ししたいと思います。

ずばり、美容師からするとお直しに対しては、気まずさなどほぼありません。

むしろ時間を取って頂いた分の申し訳なさがあります。

これはあくまで個人的な意見ですが、お客様からお金をいただくスタイリストとしてデビューするまでに美容学校を卒業して平均3年ほどかかります。※昔は5年とかザラでした。

その年数、ひたすら先輩スタイリストのアシスタントをしながら毎日練習して、何度もやり直しをさせられます。

まして、自分がいいと思ったものと、お客様の好みが100%合致し続けるというのはありえません。

もちろん、常連様の好みなど複数回通って頂ければ好みや特徴を熟知できますので、お好みをデザインするのはかなりの精度で実現できます。

しかし、新規の方やまだ通い始めて間もない方の場合の好みを100%熟知しているとは言えません。

なので、好みに合わない場合は正直に言っていただいた方がありがたいのです。

それにやり直しはスタイリストになる前に死ぬほどやってます笑 なのでやり直しに関して、何か思うことはなく、お客様の方でも特に気にされなくても大丈夫です。

では、気まずさを気にしなくていいことがわかったあとでは、やり直しの基準についてお話ししましょう。

一言にやり直しと言っても一応基準というものが各美容室にはあるのかなと思います。

極端な例ですが、１ヶ月経ったものをやり直ししてくれというのは受け付けられません。

１ヶ月もすれば髪は伸びますし、シルエットも変わります。

基本的にどこの美容室も1週間〜10日程度ではないでしょうか？

それと、当然ながらお直しは無料です。

前回おこなった施術に対してのお直しなので基本的に無料なのです。

それとスタイルを大幅に変えるお直しは美容室によっては受けられないこともありますのでご注意ください。

例えば、 ピンク系のカラーをオーダーしたけれど、やっぱアッシュ系にしてほしい や、

ベリーショートにしたけど、ツーブロックにしてほしいなど。

基本的には施術を行ったカウンセリングの際と同じ内容で気に入らない部分を直すというものになりますので、その点だけ理解しておくといいかなと思います。

ではここからは実際にやり直しをしてもらう際の流れを説明します。

まず仕上がりに納得いかない場合、お店になるべく早めにご連絡してもらえると、よりお直しに対応しやすくなると思います。

その基準は1週間〜10日ぐらいでしょう。

その場合、やはり一度ご予約頂く形になります。

お電話で、簡単にどう直したいのかだけお伝え頂ければこちらでおおよその所要時間を出します。

そこで日にちを決めて、ご来店頂く流れです。

もちろん、お代は頂きませんので、ご安心下さい。

お直しはあまり時間がかからないケースが多いですので、カットなら30分ぐらいで終わることが多いです。

その際は、遠慮せずに具体的に気に入らない部分を美容師に伝えましょう。

先ほども言いましたが、その点について美容師は全く気まずさなどありませんで、思ったまま伝えて構いません。

よりお客様の理想に近付けるようにという気持ちしかないのです。

納得のいかない仕上がりになった時のお客様のほとんどはもうその店には行かないという選択になると思います。

そんな中で、やり直しを申し出てくれるというのは、実は大変貴重な機会なのです。

それをありがたがれない美容師というのは、正直あまり成長しないのかなと思ってしまいます。

お客様がやり直しを希望する場合というのは、少なからずこちらにチャンスを頂けているということです。

そのチャンスを無駄にせず、納得いく仕上がりをすればもしかしたらまたご利用頂けるかもしれません。

そういう意味ではやり直しは美容師にとって、とても勉強になる機会だと感じています。

そういうことですから、お客様側が遠慮や気おくれすることはありません。

ぜひやり直しはガンガン使ってみて下さい。 最後までご覧下さりありがとうございます。

この記事を読んで少しでも皆様の参考になればと思います。