それでは似合わないとは何かがわかった上で、似合うショート、つまり失敗しないショートにする為には何に気をつければいいのか。
ポイント① 必ず骨格に合ったヘアスタイルを選ぶ
これは外見的に似合わせる基本中の基本です。
好きな髪型を選ぶのもいいですが、まずは自分の顔の形に合うようにデザインをアレンジしないといけません。
センターパートがしたくても面長を隠したいなら、やはり前髪を広めに作った方が面長は目立ちにくくなります。
自分のコンプレックスをカバーした上で、なりたい髪型を選ぶ様にすれば大きく失敗することはないですし、困ったら美容師さんに相談して一緒にヘアスタイルを作っていくようにするとなお良いです。
ポイント② 自分の髪質を理解する
ショートにするとくせ毛さんの場合、くせが強く出ることが多いです。
これまでロングの時は、髪の重みでくせが伸びてあまり気にならなかった方も、髪を切った事でくせが出て広がったというケースはとても多いです。
自分の髪質を理解していれば、ドライ方法やアイロンなどのスタイリングにも役立ちますし、自分に合った髪質のヘアスタイルを自然と選べる様になっていきます。
その辺りの理解があるかないかで、満足度も変わってきます。
くせ毛にも、波状毛や輪転毛、縮毛など色々な種類があります。
それに人の頭は場所によって生えている髪の質が全く違います。
左は直毛の隣に波状毛が生えているというのはよくある事。
場所によって毛穴の大きさも違いますし生え癖も全く方向が違います。
それを理解していると、一生使える知識になりますので、知っておいて損はないです。
ポイント③ ファッションのテイストを変える
ロングからばっさりとショートにしたときに出てくる違和感はファッションから来ていることも多いです。
ヘアスタイルの印象がガラッと変わっているにもかかわらず、ファッションを何も変えなければどうもしっくりこないのは当然です。
と言っても、ショートはロングよりも似合うファッションの幅が広いのでこれまでの服が使えなくなるわけではないです。
ただ顔周りが若干寂しくなるので、イヤリングやイヤカフなどの耳周りのアクセサリーがおすすめです。
ネックレスも華奢なものより、主張が強いものも難なくハマりますので是非チャレンジしてみて下さい。
これだけで一気に違和感が無くなりますよ。
ポイント④ 自分の生活スタイルを理解する
見た目というより次は、ライフスタイルの話です。
いくら自分に似合った髪型が出来ても、それを再現できなければ意味がありません。
ショートって実は、毎朝のスタイリングが必須です。
これまでロングの時は、朝時間がなければ結わいて終わり!ということも可能ですが、ショートとなるとそうもいきません。
まず、寝癖は思いっきり付きますので、朝は髪を濡らさないといけません。
そして癖のある方はアイロン。 最後にスタイリング剤も使ってセットします。
ショートヘアってデザイン(シルエット)重視の髪型です。
セットしないとショートの魅力が半減します。
ズボラで朝セットなんかしたくないと思っている方は、最初の頃は結構、朝苦労しますよ・・・
ポイント⑤ 維持することを考える
ショートにしたら、それで終わりではありません。
実際にショートをキープするには美容院へ行く頻度が変わってきます。
ロングの頃は、カットは半年に一回とかでも間に合うでしょうが、ショートはそうはいきません。
少なくとも二ヵ月に一回はメンテナンスカットをした方が綺麗な状態をキープ出来ます。
ショートはシルエットが崩れてくるとすぐに野暮ったく見えます。 なので美容院へ行く頻度が増します。
そこをあらかじめ理解していないとコスト的に今の美容院で大丈夫なのかも確認する必要があります。
ボブであれば、2~3か月は持ちますが、ショートは1.5~2か月でカットするということは覚えておいた方がいいかもしれません。