ショートボブに失敗した時の対処法
「美容院でオーダーしたショートボブと全然違う・・・」
「これ絶対失敗・・・」
せっかく楽しみにしていたショートボブへの変身が失敗して台無しになってしまうなんて本当にショックですよね。
「こんな髪型じゃ外も出れない!」
「明日からどうすればいいの!」
と今現在、気が気じゃないあなたへ向けて!
ショートカット専門美容院のアガペーが「ショートボブに失敗した時の対処法」や「そもそも失敗しないために気を付けること」などショートボブに特化した内容で解説していきます。
是非最後まで読んで、失敗後の応急処置や次からは失敗しないための対策を学んで、自分に合ったショートボブを楽しんでください!
失敗したのはあなたのせいではありません!
「自分には似合わなかったんだ・・・」と思わず、前向きになって一緒に学んでいきましょう。
①ショートボブの失敗例はこの3つ
まずそもそものショートボブの失敗例を見ていきましょう。
ショートカット専門の美容院をやっていると、他店で失敗されたショートボブのお直しをして欲しいというご来店が多いです。
そんな方々を見ていると、失敗にもそんなに種類が多いわけではないことに気が付きます。
大きくまとめるとこちらの3つです。
①カットラインの問題(ガタガタ、左右で長さが違うなど)
②シルエットがイマイチ(前から見たシルエットや、バックのシルエットなど)
③お客様のイメージとの相違(前髪の作り方や、毛先のニュアンスなど)
細かく言うともっとありますが、大体このどれかに当てはまります。
では、それぞれの失敗例を詳しく見ていきましょう。
①カットラインの問題
こちらは完全に美容師の腕の問題なのですが・・・
カットのラインがガタガタだったり、左右で長さが違ったりというのは意外と多いものです。
しかもこれについてはお客様もすぐに気が付く点です。
美容室帰りはスタイリングが上手くされているので、あまり気にならなかったけど、家に帰って自分でスタイリングしてみたら「なにこれ・・・?」というケースは結構あります。
そしてこの大きな原因は美容師がカットの際に左右でくせの違う髪の毛を把握できていないという事が挙げられます。
例えば、引っ張ってみたら長さが同じでも、落ちたときに長さが違うという事は頻繁にあります。
人の髪の毛はくせの出方や生え癖の方向が左右均等ではありません。
「左は割とまっすぐだけど、右は結構うねる」とか
「生え癖の方向が左右で違う」
こうなると、髪の毛そのものの長さが同じでも、落ちたときに長さが違うという失敗が起きます。
お客様の立場で言うと、「そんなことぐらい美容師なら把握して当然」と思ってしまうものでしょうが、この失敗は意外と多いのです。
ガタガタのカットラインでも、 左右の長さが違う場合であっても、 美容院にお直しに来てもらえればすぐに直せます。
別の美容院へ行くとコストはかかりますが、修復不可能ではありませんのでご安心ください。
②シルエットがイマイチ(前から見たシルエットや、バックのシルエットなど)
続いては、シルエットの問題です。
実はこちら、お客様が気付くというより本来カットラインのお直しに来たにもかかわらず、よく見ると「シルエットが変だなあ」と美容師が気付くパターンが多いです。
特にバックのシルエットって自分ではなかなか気付きづらいものです。
ウエイト(バックの膨らみ)がベストな位置より下にあったり、上にあったり・・・
本来のウエイトの場所はお客様の頭の形に応じて位置を決めるものなのですが、それが上手くいっていないケースですね。
ショートボブの場合、バックのウエイトの位置次第で、
「野暮ったく」なったり
「おばさんっぽく」老けて見えたりします。
自分で気づかないからこそ怖い部分です。
一度合わせ鏡をして、確認してみて下さい。
ショートボブの理想はこのように、横から見た時にひし形の形が出来ています。
③お客様のイメージとの相違(前髪の作り方や、毛先のニュアンスなど)
3つ目はイメージの相違という事で、これが一番幅が広いです。
イメージが違うというのは、スタイル自体が変でなくてもお客様の希望イメージと違うという事ですから、カウンセリングやイメージの確認や認識が甘かったという事です。
特に多いのが前髪の作り方と毛先のニュアンス。
前髪は顔の形に対して、上手くカバー出来ていなかったり、イメージより短く切られたなど。
毛先のニュアンスとは、自然に馴染むようにして欲しかったのにバツンっと揃えられていたり・・・
お客様がイメージを伝える際に見せた写真では、内巻きのスタイリングにされていてけど、実は長さのイメージを伝えたかっただけで、内巻きは望んでいなかったり・・・
このようにイメージの相違は得てしてよく起こるものです。
問題は何と言っても、お客様と美容師のイメージ共有が出来ていないことです。
カウンセリングが極端に短い美容師ってたまにいませんか?
それでイメージ通りのヘアスタイルを作ってくれるなら何も言いませんが、それで失敗されたらたまったもんじゃないですよね。
イメージ通りヘアスタイルを作ってくれる美容師に限ってカット中も「先ほどのお写真もう一度見せてもらってもいですか?」と聞いてきたりします。
またお客様の方でも、細かい部分までこだわりがあるなら伝えましょう。
「前髪のこの部分が写真と同じがいい」
「逆にこの部分は自分に似合わせて欲しい」
などカウンセリングはとても大事です。
是非時間をいっぱい使ってイメージをよりクリアに伝えましょう。
②ショートボブに失敗しないためには?
さて、先ほどの失敗原因を踏まえたうえで、どうすればショートボブに失敗しないように出来るのかを解説したいと思います。
つまりは、先ほどの原因に対する対策を考えればいいわけです。
おさらいすると、ショートボブの失敗原因は
①カットラインの問題
②シルエットの問題
③イメージの相違
でした。
①カットラインの問題
カットライン左右差の失敗についての回避方法については、具体的に技術的な解説をしても肝心の美容師がわかっていないと話にならないので、ここでは伝え方(オーダー方法)を説明します。
オーダー方法が上手になれば、失敗の確率は減ります。
余程、技術レベルの低い美容師に当たればやむを得ないですが、そこまで下手な美容師は逆にそんなに多くないです。
ほとんどのケースはオーダー方法が上手くなれば回避できる失敗なので、今のうちに身に付けてしまいましょう。
まず自分の左右のくせの違いを美容師に確認させたいので、
「私って左右でくせの出方違いますか?」
「私って左右で生え癖の方向って違いますか?」
「よく左右の長さ違って切られるんです・・・」
と聞くフリをして、美容師に左右の長さについて意識させます。
すると、どんな美容師でも確認し始めます。
こうすることで、左右差のないデザインになりやすいでしょう。
ガタガタのカットラインの回避方法としては、オーダー時に 「この写真のように綺麗で、上手く首元に馴染んでいる毛先にして欲しいです」
と写真を見せて、なおかつカットラインについて言及すればガタガタになったり、バツンっと切りっぱなしのようなおかっぱスタイルにもなりにくいと思います。
そして一緒に嫌なイメージも伝えましょう。
・ガタガタは嫌!
・切りっぱなしのおかっぱも嫌!
・重くて野暮ったいのも嫌!
などなど。 そうすることで、美容師も自然と気を付け始めます。
特にこだわりのないお客様よりも、こだわりのあるオーダーをした方がいい意味での緊張感がでますので、結果的に良い仕上がりなりやすく、失敗の確率も下がります。
②シルエットの問題
シルエットの問題の場合、お客様のオーダーというより美容師が作り込んでいるパターンが多いので如実に技術差が出てきます。
なので失敗に気付くのがお客様というより、お直しに来た時に美容師が気付くというケースが多いです。
そもそもお客様が自分自身で失敗に気付かれていないということも結構あります。
「前髪はお客様の好み」
「後ろのシルエットは美容師の仕事」
なのです。
バックのシルエットの綺麗さの判断というのはショートボブの場合、先ほど申し上げたように
ひし形のシルエットになっているかという部分と、
頭の形をカバーできているかという部分です。
このシルエットをオーダー時に伝えましょう。
バックのシルエットまで言及するお客様は多くないです。
美容師もその部分にオーダーを出されれるときっと気が引き締まります。
どんどん高リテラシーのオーダーをしていいのです。
そのオーダーに対応できない美容院にはもう行かなければいいのですから。
それ以上にお客様自身のヘアスタイルのリテラシーを上げて、もっともっと求められるレベルを上げていきたいと僕は考えます。
つまり、お客様の側で出来るこというのはとにかくオーダー方法のレベルを上げることと、美容室選びの精度を上げることなのです。
③イメージの相違
こちらに関してもオーダー方法で解決する方法が基本になりますが、先ほどからの繰り返しになってしまうので、ここからは美容室選びの精度を上げる方法についてお話します。
失敗しないためには
お客様のオーダー方法のレベル向上と、
美容室選びの精度の2つしかありません。
美容室選びの精度を上げるには、ネットの力を借りるのが手っ取り早いです。
※もちろん、お洒落な友人・知人の紹介などもとても強力なツールですが、そんな人いないという方向けに・・・
そんな時はネットのパワーを活用しましょう。
色々と美容室探しをするうえで失敗しないのは、Google検索かと思います。
「美容院ならインスタじゃないの?」 という意見もあるでしょうが、正直インスタも悪くはないのですがちょっと写真の加工合戦に歯止めがかからず暴走している感があります。
色味や毛束感など正直いくらでも加工できてしまいます。
その完成形をイメージして美容院に行くと、期待を越えずにあまり満足されずに終わるというケースのご意見もよく聞きます。
視認性も高く、一瞬でパッと好きなヘアスタイルが見つかる便利さは使えますが、今ではなかなかおすすめできるものでもないのです。
その点、Google検索の情報の正確さや網羅性は圧倒的で、Googleでも画像検索などでお好みのヘアスタイルを探せます。
また、
「ショートボブ 上手い 美容院」
「ショートボブ 美容師 東京」
などのように検索ワードを上手く使いこなせればご希望の技術を持つ美容師も探すことが出来ます。
こうして美容室選びのレベルを上げていけば、より失敗の確率を減らし、なおかつオーダーのレベルを上げればそうそうイメージ通りにならないという失敗はかなり減るのではないでしょうか。
③ショートボブに失敗してしまった時の対処法
では実際に失敗したときにはどうすればいいのか。
これはもう2択です。
・同じ美容院か、別の美容院かでお直しする
・スタイリングで髪が伸びるまで上手くごまかす
これ以外方法がありません。
個人的にはお直しするのがおすすめですが、スタイリングでもある程度ごまかしは聞きます。
その方法も解説いたします。
・同じ美容院か、別の美容院かでお直しする
一度失敗した美容院でお直ししてもらうのは応急処置としてはいいと思いますが、劇的な変化はあまり望めないと考えます。
その代わり、基本的に美容院のお直しは1週間以内であれば無料でやってくれるところが多いです。
なので、ある程度自分で直したい部分が分かっていたり、イメージが出来ているようなら同じ美容院でお直しするのも賛成です。
一方で何処をどう直せばいいのかわからなかったり、全体的に変えたい場合は、コストはかかりますが違う美容院に行くことをすすめます。
そもそも同じ美容院に行くって、失敗した美容師にまた頼むわけですから、納得いく確率は低いのはわかりますよね・・・
・スタイリングで上手くごまかす
スタイリングでも結構ごまかせます。
ショートの失敗の場合、髪の毛を結わくのは難しいため、コテやアイロン、スタイリング剤などで処置します。
例えば、シルエットが気になる場合なんかは、コテで後頭部を巻くことでかなり膨らみは出せます。
また艶のあるスタイリング剤など使うと、これもこれでガラッとイメージが変わるので「意外とありかも」って思うこともあります。
特にショートの場合、スタイリングでまるで印象が変わりますので、乾かすだけの状態で不満でもスタイリングしてみて下さい。
意外と「伸びるまでこれでなんとかなるか」と思う人も多いです。
その程度の失敗でないなら、やはり美容院でお直しするしかないですが、一度自分で試行錯誤してみるのもありでしょう。
なにぶん、美容院へお直しに行っても、髪は伸ばせません。
スタイリングでごまかせるなら一度伸びるまで我慢して、その後違う美容院でカットするという方がよりイメージに近くなるでしょう。
④ショートボブに失敗しやすい人は?
ショートボブに失敗しやすい人もいます。
それはくせが原因で髪の毛がコントロールしにくい人です。
ショートボブなどのボブベースって髪がストンとまっすぐ落ちた方がスタイルが決まりやすいことは事実です。
もちろんくせを活かしたヘアスタイルを作ることも出来ます。
しかし、くせ毛カットの技術は経験が必要です。
くせ毛って人によって様々なので、数多くの経験をしている美容師の方が技術は上です。
つまり、くせ毛というだけで必要な技術レベルが上がりますので失敗は起きやすくなります。
自分のくせはどんなものなのか、どんなヘアスタイルが合っているのかというのも一度美容師さんに聞いてみるのもいいと思います。
次に、ダメージ毛の方も失敗が起きやすいです。
ダメージ毛の方はパサつきやすく、広がりがちです。
ショートボブなどのボブベースは髪の表面がとても目立ちます。
そして髪の表面は一番痛みやすい。
その表面の髪の毛がハイダメージ毛だと、どうしても清潔感に欠けてしまいます。
ダメージ毛は元には戻りません。
ヘアケア商品や、スタイリング剤でカバーしていくしかなくなります。
デザインよりもこのような原因で失敗に至るケースもあるのです。
ショートボブに失敗しやすい人をまとめると、
・コントロールが難しいくせ毛さん
・ハイダメージ毛さん
もちろん失敗が起きやすいというだけで、失敗しないようにオーダー方法や美容室選びを学んできたわけです。
なので特にくせ毛さんやダメージ毛さんこそ、是非このノウハウをご活用ください。
⑤最後に
ショートボブに失敗すると、真っ先に美容師や美容院を恨むと思います。
それはほとんどのケースでその通りでしょう。
しかし、恨んでいても始まりません。
そしてこれはイチ美容師の立場でお伝えしたいのですが、 基本、美容師は誰しもお客様が綺麗になって喜んで欲しいと思って仕事をしております。
誰も悪意を持ってなんかいません。
かといって失敗は失敗。
これを避けるには受け身ではなくお客様自身の失敗しないスキルを身に付けていく方がより失敗確率が減ることでしょう。
最後までご覧下さりありがとうございます。
これを読んで一人でも多くの方のお役に立てれば幸いです。
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ショートカット専門美容院
agape(アガペー)千鳥町店
【営業時間】10:00~20:00
※最終受付はカット19:00まで、カラーやパーマは17:30まで
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【電話番号】03-3752-2012
※電話受付 9:00~20:00(火・水を除く)
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美容師歴48年、延べ10万人施術
熟練のショート・ボブ職人
トップスタイリスト 神田 哲夫(カンダ テツオ)
美容師免許番号 第90574号
1953年 生まれ
1974年【山野愛子美容専門学校】卒業
1974年【井上陽平美容室】入社
1983年【バウハウス原宿】入社
1983年【ヴィダルサスーン】イギリス(ロンドン)海外留学
1986年【アガペー千鳥町店】OPEN
1990年【アガペー下丸子店】OPEN
2000年【アガペー青山店】OPEN
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