ショートに失敗しないようにするためには、ショートに失敗するケースをまずは知っておきましょう。
あなたはショートに失敗する一番多いケースはどんなシチュエーションかご存知ですか?
それは、初めて行く美容院で起きやすいのです。
何故だかわかりますか?
これはちゃんと理由があるのです。
・あなたの髪に関する情報が少ない
・美容師の情報も不十分
・好みやイメージが共有できていない
・美容院選びが間違っている
・あなたの髪に関する情報が少ない
美容師はこれまで何千、何万もの人の髪を切ってきています。
それでも、同じ骨格や髪質の人間はひとりとしていません。
ある程度はパターンで分けることは出来ますが、いつも新規の方の髪の毛ははじめましての気持ちで取り組まなければいけません。
なので、初めてのお客様の場合どんなケースでも最も神経を使います。
これは多くの美容師に共通すると思います。
経験の多い美容師はその中でも自分の過去の膨大なデータベースからパターンを引き出し、デザインに当て込みますがそれは個人差があります。
人の髪は切ってみないとわからないこともちゃんとあります。
つまり、初めてのお客様のケースは最も情報が少ない分、最も失敗が起きやすいのです。
・美容師の情報も不十分
お客様の方からしても、同様です。
「この美容師は何が得意で、どんなスタイルが得意なのか?」 ほとんどのお客様がこういう情報はないまま、予約→来店にいたっているのではないでしょうか?
実は美容師にも得手不得手はあります。
カットが得意な人もいれば、カラーが得意な人もいます。
でも基本的に美容師はオーダーに対して「出来ません」とはまず言いませんし、言えません。
美容師免許を取り、その後アシスタント時期を過ごし、スタイリストへデビューした時点ですべての施術に対してお客様のオーダーを受ける責任が出てきます。
特殊な施術はともかく、
「ミディアムは切れますが、ショートボブは切れません」など言えません。
でも厳密にはカットの中でも得意やスタイル苦手なスタイルは当然あります。
ただそんな苦手なスタイルを宣伝することなんて、ありえません。
あなたの担当する美容師が実はショートが苦手なのに、ショートカットをお願いしたらどうなりますか?
必然的に、ショートに失敗する確率は上がりますよね。
この情報不足も失敗に繋がる大きな原因です。
・好みやイメージが共有できていない
美容院は施術前に必ず、カウンセリングをします。
「本日はいかがなされますか?」 この時にお客様は様々はオーダー方法で、自分のイメージを伝えると思います。
しかし時間にして10分以上カウンセリングする美容院はなかなかないでしょう。
だいたい平均値として5分くらいじゃないでしょうか?
初めてのお客様のイメージや好みなど5分で察知できる美容師もいれば、当然そうでない美容師もいます。
ヘアスタイルには似合わせる理論というものがありますので、技術的に似合わせることは出来ても、問題はお客様の好みに合致するかどうかが問題なのです。
こればかりは個人の感情や感覚など個性が出てくる問題です。
なのでカウンセリングって実は、骨格や髪質を見るためにも必要ですが、一番重要なのはお客様の好みを知ることなのです。
どんなに客観的に似合っていても、お客様の好みに合わなければそれは失敗なのです。
その共有がまだコミュニケーションが進んでいない初めの10分で、美容師がくみ取れていないことが失敗に繋がります。
・美容院選びが間違っている
そしてすべての理由を鑑みて、美容院選びをしていく必要があります。
正直、ほとんどのお客様が美容院選びを甘く見ています。
ここまで読んでくるとわかると思いますが、正しい美容院選びは失敗しない大原則のうちの一つです。
皆さま、失敗してから本気で探し始めます。
でもショートは失敗してからでは遅いのです。
切った髪はすぐには伸びてきません。
もちろんお直しカットにように、微調整や長さを変えずとも印象を変えることは出来ますが・・・
それにばっさりとショートにするときに、美容院をいつもと違うところへ行こうと思ったりしませんか?
それはいつもの美容院では「ショートはやらない方がいい」と言われたり、技術的に心もとないと思ったり、色々な理由がありますが違う美容院に行くケースが多いのです。
これまでの失敗要因を理解したうえで改めて考えると、そんな時になんとなくで決めた美容院へ行ってショートするのはリスクが大きいと思いませんか?
美容院選びにもテクニックがあります。
本日はそちらも学んでいってください。