💡 結論(要点まとめ)
パーマをかけた日のお風呂・シャワーはどうすべき?当日は38℃以下のぬるま湯で流す「お湯洗い」が基本です。シャンプーを使っていい判断基準、ワックスの落とし方、カールを長持ちさせるドライヤー術や絶対に避けるべきNG行動を美容師目線で解説します。
この記事でわかること
- パーマをかけた当日にシャンプーを使って洗ってもいいですか?
- パーマ後のお風呂でシャワーの温度は何度が良いですか?
- ワックスやバームをしっかりつけた当日はどうやって落とせばいいですか?
パーマ当日のシャワーは38℃以下のぬるま湯洗いであれば問題ありません。シャンプーの使用は避け、お湯だけで汗や皮脂を流すのがカールを保つ基本です。
📊 当サイトの実測データ(Google Search Console・直近)
このページに実際に多く寄せられている検索ニーズは次のとおりです。本記事はこれらに回答しています。
- パーマかけた日 風呂
- パーマ後 お風呂
- パーマかけた日 お風呂
- パーマかけた日 シャワー
- パーマ当日 お風呂
パーマをかけた日のお風呂・シャワーはいつからOK?結論と判断基準
パーマをかけた当日にシャワーを浴びること自体は差し支えありません。ただし、給湯温度を38℃以下に設定し、シャンプーを使わない「ぬるま湯洗い」のみで済ませるのが安全な選択です。頭皮の汗やホコリは、ぬるま湯を丁寧に流すだけでも大半が洗い流されます。
なぜ当日のシャンプーはNG?シスチン結合と24時間の法則
パーマは、髪内部のタンパク質をつなぐ「シスチン結合」を薬液で一度切断し、ロッドの形状にならって再結合させる仕組みを利用しています。日本パーマネントウェーブ液工業組合(JPWA)の技術資料によると、施術後12〜24時間は毛髪内の再結合が完全に落ち着いていない状態が続くと示されています。
また、厚生労働省の医薬部外品(パーマネント・ウェーブ用剤)製造販売承認基準に関する公表資料においても、パーマ剤は毛髪構造を化学的に変化させる医薬部外品として定義されており、施術直後のデリケートな毛髪管理が推奨されています。
この定着期間中にシャンプーに含まれる洗浄成分や過度の擦れが加わると、結合が緩み、カールが早く崩れる要因になります。そのため美容室では「当日はシャンプーを控え、ぬるま湯で流す程度にする」という指示が多く見られます。
【パーマの種類別】当日のお風呂対応と比較一覧
パーマの種類によって、熱や水分に対する耐性や定着のプロセスが微妙に異なります。それぞれの特徴に合わせたお風呂での扱い方を整理しました。
| パーマの種類 | 当日のシャワー対応 | 温熱耐性と注意点 |
|---|---|---|
| コールドパーマ (水パーマ・標準) |
38℃以下のぬるま湯洗いのみ | 熱に弱く、濡れるとカールが出やすい。熱湯や強いシャワーの水圧は厳禁。 |
| デジタルパーマ (形状記憶・熱パーマ) |
38℃以下のぬるま湯洗いのみ | 施術時の熱処理で比較的乾いた時に形が出やすいが、当日の高音シャワーは乾燥・パサつきの原因に。 |
| エアウェーブ (温風乾燥系) |
38℃以下のぬるま湯洗いのみ | 水分量の変化に強いものの、施術当日の強い摩擦には弱いため優しくすすぐ。 |
デジタルパーマとコールドパーマの温熱耐性の違い
コールドパーマは熱を使わずに薬剤の力だけで形状を記憶させるため、高音のお湯にさらされるとカールが伸びやすくなる性質を持ちます。一方でデジタルパーマは施術段階で高熱を加えているため温熱耐性自体はやや高めですが、だからといって当日に熱いシャワーを浴びると、髪の水分が奪われてパサつきや枝毛を招く恐れがあります。どちらの種類であっても、当日はぬるま湯(38℃以下)で洗うのが安心です。
【髪の状態別】パーマ当日のシャワー・お風呂対応チェック表
当日の過ごし方は、髪にスタイリング剤が付着しているかどうかで決まります。状態に応じた適切なケア方法を選択してください。
| 髪の状態 | 推奨アクション | 注意点 |
|---|---|---|
| 汗・皮脂のみ | 38℃以下のぬるま湯でお湯洗い(湯シャン) | 洗浄力の強いシャンプーは使用しない |
| 軽めのスタイリング剤 | ぬるま湯洗い+毛先だけ低刺激トリートメント | 頭皮にはつけず、毛先の保護に留める |
| ハードワックス・スプレー | コンディショナーの油分で浮かす「乳化洗い」 | 直接シャンプーでガリガリ擦らない |
汗や埃のみの場合:お湯洗い(湯シャン)で十分
汗や軽い皮脂汚れ程度であれば、ぬるま湯で約90秒間じっくり流すだけで十分に落とせます。「泡で洗わないとスッキリしない」と感じる場合もありますが、お湯の力だけで汚れの大部分は落ちるため、髪への負担を最小限に抑えられます。
軽めのスタイリング剤の場合:ぬるま湯+毛先トリートメント
少量のライトワックスやオイル程度なら、お湯でしっかり流したあとに低刺激のアミノ酸系トリートメントを毛先に少量なじませ、優しくすすぎます。頭皮へ塗布するのは避け、毛先のみの保護に留めるのがコツです。
ハードワックス・スプレーの場合:油分で浮かす「乳化洗い」
固まったスタイリング剤がついている場合は、いきなりシャンプーを使うのではなく、コンディショナーの油分を利用して汚れを浮き上がらせる「乳化」の手順を踏むと摩擦を軽減できます。
お風呂場の水質にも気を配りたいところです。水道水に含まれる残留塩素は髪のタンパク質を傷める要因になるため、パーマを長持ちさせたい時期は塩素除去シャワーヘッドなどを活用して髪への刺激を和らげる環境を整えるのも選択肢の一つです。
パーマ当日のお風呂・シャワーの注意点も合わせて確認しておくと、当日から翌朝までの流れがイメージしやすくなります。
パーマ後の髪を守る「38℃ぬるま湯洗い」正しく洗う4つのステップ
髪の結合を乱さない洗髪手順を4段階で解説します。
- ステップ1:給湯温度を38℃以下にセットする
少しぬるいと感じる温度(37〜38℃)が適温です。高温のお湯はキューティクルを無理に開かせ、パーマの定着を妨げます。 - ステップ2:頭皮を中心に90秒間予洗いする
シャワーヘッドを地肌に近付け、頭皮全体にお湯を行き渡らせます。毛先を引っ張らず、頭皮を濡らす意識を持ちます。 - ステップ3:指の腹で地肌を優しくなで洗いする
爪を立てず、指の腹を使って頭皮を円を描くように優しくなでます。ゴシゴシと擦り合わせる動作はカールのダレにつながります。 - ステップ4:毛流れに沿って水流で流し落とす
上から下へ、毛流れに沿ってお湯を通します。髪をすくい上げたり揉み込んだりせず、水流を利用して自然にすすぎます。
パーマ当日にワックスやバームがついている時の落とし方
ワックスやバームが髪に残ったまま眠ると寝具との摩擦で傷む原因になりますが、かといって無理に洗うのも禁物です。油分の性質を利用した落とし方が効果を発揮します。
ゴシゴシ擦るリスクと摩擦のダメージ
固まった整髪料を落とそうとして強い力で揉み洗うと、濡れてデリケートになったキューティクルが剥がれ落ち、パサつきやカールの消失を引き起こします。
コンディショナーの油分で浮かす「乳化テクニック」
油分は油分で溶かすのが最も髪に優しいアプローチです。次の手順で整髪料を浮かせます。
- 髪全体をぬるま湯でしっかり濡らす
- 低刺激のコンディショナーやサロン専売のトリートメントを手のひらに伸ばし、整髪料がついている毛先を中心になじませる
- 指の腹でやさしく揉み込み、ぬるま湯を少量加えて白く濁る(乳化する)までなじませる
- お湯で綺麗に流し、ベタつきが残る場合のみ泡立てた少量のシャンプーでサッと流す
パーマ当日の正しいお風呂とワックスの落とし方でも同様の手順を詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
お風呂場で髪を束ねる・止める際のリスクと対策
入浴中に「体を洗う間、髪を濡らしたくない」という理由で髪をまとめる場面はよくあります。しかし、パーマ直後の濡れた髪を結ぶ行為には注意が必要です。
ゴム跡・クリップ痕が付くメカニズムと危険性
濡れた状態の髪は水素結合が切れて柔らかくなっており、形がつきやすい状態にあります。ここで細いヘアゴムで強く縛ったり、強力な金属製バンスクリップで挟み込んだりすると、そのまま変な折れ跡や曲がり癖が定着してしまうリスクが高まります。
- 細いゴム・固いクリップは避ける:圧力が局所に集中し、くっきりとした跡が残る原因になります。
- 跡がつきにくいクリップを選ぶ:留め具の面が広く、プラスチック製でカドがない軽量なクリップを緩めに挟む程度にとどめます。
- タオルターバンの締め付けに注意:タオルを固く巻き付けると根元が押しつぶされてカールが潰れます。頭全体をふんわり包み込む程度に固定するのがコツです。
パーマかけた日のドライヤー&タオルドライ術!カールを長持ちさせる乾かし方
お風呂上がり後の乾かし方一つで、翌朝のカールの出方が大きく変わります。
タオルで包み込む「押さえ拭き」で摩擦ゼロへ
吸水性の高いマイクロファイバータオルなどで頭全体を包み、優しく手のひらで押さえて水分を吸い取ります。ゴシゴシと往復させて拭く動作は摩擦を生み、髪を傷める大きな原因になります。
ドライヤーは20cm離して根元から風を当てる
湿ったまま放置すると髪の重みでウェーブが伸びて定着してしまいます。タオルドライ後はすぐにドライヤーを用意し、頭皮から20cmほど離して根元を中心に風を送り込みます。
毛先を手で揉み込みながら温風→冷風で形を固定
8割ほど乾いたら、毛先を下から手のひらですくい上げるように持ち上げ、温風でカールを形作ります。最後に冷風へ切り替えて15秒ほど風を当てることで、キューティクルが引き締まり形が記憶されやすくなります。乾かす前には、熱ダメージから髪を守るサロン専売の洗い流さないトリートメント(オイルやミルク)を薄く馴染ませておくと質感が向上します。
お風呂上がりのケアが済んだら、パーマを長持ちさせる就寝前のナイトケア習慣も意識しておくと、翌朝のカールの状態がさらに安定しやすくなります。
パーマ後のお風呂で絶対にやってはいけない6つのNG行動
カールの持ちを悪くさせる代表的なNG行為をまとめました。
- 40℃以上の熱いシャワーを浴びる(熱でキューティクルが開き、カールがダレる)
- 洗浄力の強い市販シャンプーでゴシゴシ洗う(薬剤の定着を妨げる)
- 髪が濡れた状態で細いゴムで縛る・固いクリップで留める(変な折れ跡が定着する)
- 濡れたまま自然乾燥させる・そのまま寝る(重みでウェーブが伸び、寝具との摩擦で傷む)
- タオルで髪同士を擦り合わせるように拭く(表面のキューティクルが損傷する)
- 濡れた状態で細かいくしを使って引っ張る(無理なテンションがかかりカールが伸びる)
濡れた髪の取り扱いに関してはパーマ髪の正しいとかし方・くし通しの注意点も参考になります。
パーマ後のお風呂・シャワーに関するよくある質問(FAQ)
パーマをかけた当日にシャンプーを使って洗ってもいいですか?
当日のシャンプー使用は控えるのが望ましいです。施術直後は薬液の結合が安定しておらず、シャンプーの界面活性剤の影響でカールが緩む恐れがあります。当日は38℃以下のぬるま湯によるお湯洗いで済ませるのが安全です。
お風呂場で髪を濡らさないように結んで入っても大丈夫ですか?
結ぶこと自体は可能ですが、細いゴムで強く縛ると束ねた跡が残ってしまうリスクがあります。跡がつきにくい太めのスプリングゴムや、幅広で締め付けの弱いプラスチッククリップを使い、ふんわり留める程度にしてください。
パーマ後のお風呂でシャワーの温度は何度が良いですか?
38℃以下のぬるま湯が適しています。40℃以上のお湯は髪の乾燥を招き、キューティクルが開いてパーマの持続性を損なう原因になります。
ワックスやバームをしっかりつけた当日はどうやって落とせばいいですか?
シャンプーで強引に洗うのではなく、お湯ですすいだ後にコンディショナーやトリートメントを馴染ませて油分を浮かす「乳化」を行ってから洗い流すのが効果的です。
間違えてパーマ当日にシャンプーしてしまった場合はどうすればいいですか?
焦らずしっかりとすすぎを行い、タオルで優しく水分を取り除いた後、毛先を下から持ち上げるように手で丸めながらドライヤーで乾かしてください。最後に冷風を当てて冷ますことでカールのダレを最小限に抑えられます。
パーマ後のお風呂上がりに自然乾燥させるのはNGですか?
自然乾燥は避けてください。濡れている間は髪の結合が不安定で、自重によってウェーブが伸ばされた状態で固定されてしまいます。タオルドライ後はすみやかにドライヤーで乾かす必要があります。
📚 参考・出典(編集部が確認した一次ソース)
- 厚生労働省 医薬部外品原料規格・関連告示 (mhlw.go.jp)
- 日本パーマネントウェーブ液工業組合 パーマの仕組みと技術資料 (perm.or.jp)
- CiNii 論文情報ナビゲータ 毛髪化学関連論文 (cir.nii.ac.jp)
※本記事の作成にあたり、上記の公開情報・一次ソースを確認しています。


